○写真は左から全体、アップ、八掛けです。
お品ものについて | |
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仕様 | リサイクル |
詳細 |
明治時代に浅草で創業し、秀逸な染めの着物を多く作り上げてきた「松網」の 四代目、伝統工芸士の砂川健一氏が手がけた江戸小紋の袷です。 さらりとして、しなやかな張りをもつ上質な縮緬地に、 万筋の所々に短い筋が入った雨入り万筋文様が染めあらわされています。 江戸小紋の中でも「縞」はシンプルですが、型紙の製作から染めるまでに、 たいへん高度な技術が必要とされる文様です。 型紙の製作では縞がずれたり壊れないように、ひと手間をかけます。 伊勢の型紙はあらかじめ2枚にはがし、また重ねて彫ってその間に絹糸を張り、また柿渋で張り合わせます。この技術は現在とても稀少なものになっています。 また、染めるときにはシンプルだからこそ目立つ型送りのずれや染めむらがでないように、 大変な注意が必要です。 雨のような筋が入った雨入り万筋の意匠からは江戸好みの洒落た雰囲気と静かに降る雨のような風情が感じられ、 熟練した職人の高度な技がうかがえます。 白色に黒色で遠目には白鼠色にみえる色合いも モダンで洗練された雰囲気で、さまざまな帯を引き立て、 長くご愛用いただけるでしょう。 ※八掛けは墨色のぼかしです。 ※衽に作家の銘が印されています。 ●お薦めのシーン : 観劇や美術鑑賞、お茶席、気さくなパーティー、ご友人とのお食事やお買いもの、お稽古、近所にお散歩など ●お薦めの季節 : 春秋冬 ※色名は「日本の伝統色 和色大辞典」を参考にしています。 |
生地の状態 | 良好です。 |
素材 | 絹 |
身丈(※肩から測っています。) | 4尺1寸5分(157.2cm){ 身丈3寸(11.4cm)だせます。} |
裄 | 1尺6寸7分(63.3cm){ 裄1寸2分(4.5cm)だせます。} |
袖丈 | 1尺2寸7分(48.1cm){ 袖丈5分(1.9cm)だせます。} |
前巾 | 6寸2分(23.5cm){ 前巾6分(2.3cm)だせます。} |
後巾 | 7寸5分(28.4cm) |
商品番号 | HKI-2410-027 |